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今回より、カメラの「露出」についてシリーズで解説します。
まずは露出の基本である、「適正露出」「露出アンダー」「露出オーバー」の意味と事例について解説します。
↓オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修」カメラの露出とは?でも詳細を解説しています。
↓弊社では、出張研修の「撮トレ」も提供しています。カメラやレンズ選びもご相談いただけます。
Contents
露出を辞書で調べると以下のように出てきます。
1. あらわれでること。また、あらわしだすこと。「岩が―した山道」「肌を―する」
2. マスメディア、特にテレビに取り上げられること。「各党ともテレビへの―に気を使う」
3. カメラで、レンズのシャッターを開閉して、乾板・フィルムの感光膜や、CCDなどのイメージセンサーに光を当てること。露光。
– weblio辞書より
カメラの露出は上記3番の、「イメージセンサーに光を当てること。露光。」のことですが、簡単に言うと「写真の明るさ」として捉えていただいて結構です。
露出を変えるための設定、つまり写真の明るさを変えるための設定は以下の3つがあります。
この3つの数値設定を変えることで写真の明るさを変えることができます。
露出、つまり写真の明るさに正解はありません。自分が思うような明るさに写せばOKです。
ただし写真の明るさによって、暗いイメージ・明るいイメージなどその印象は変わります。
ビジネスで広告などの表現活用をする写真では、表現したいイメージ(=顧客に抱いて欲しいイメージ)に合わせて露出を設定することが大切です。
露出に正解はありませんが、言葉があります。
ちょうど良い明るさの写真を「適正露出(てきせいろしゅつ)」
それよりも暗い写真を「露出アンダー」
明るい写真を「露出オーバー」
と言います。
適正露出は、自分がちょうどいいな、と思う明るさで撮れた写真です。
例えば以下のようなアンティーク風の椅子の商品写真を撮ったとしましょう。
椅子の座面や脚の部分もきちんと見えていて、写真を見た方に伝わるちょうどいい明るさだと思います
露出の設定を、ちょうどいい明るさになるように設定して撮影しました。
続いて露出アンダーです。
わざと露出の設定を暗くして撮影しました。
なんだか薄暗い感じでパッとしないですよね。
雰囲気もそうですが、実際の椅子の座面よりも濃い色になってしまっており、もしかしたら商品の色をミスリードしてしまうかもしれません。
ただし、暗いイメージを演出したい場合は露出アンダーで撮影するのもアリです。
最後に露出オーバーです。
わざと露出の設定で明るくして撮影しました。
明る過ぎて、商品が見にくいですね。色も実際の色よりも明るくなり過ぎてしまっています。
太陽拳を浴びせられているようで眩しさすら感じます。暗いところでスマホで見たら目が眩むかもしれません。
ただし、光溢れる明るい雰囲気を演出したいのであればアリです。
前述のように露出(=写真の明るさ)に正解はありません。
自身が「これでいい!」と思えばそれで良いです。
しかしビジネスなど写真を見てくださる第三者がいる場合においては、その方に伝えたいことがきちんと伝わっているかという軸も大切です。
今回は3枚を比較したので分かりますが、露出のパターンを撮らなかったら比較できず明るさの判断ができないかもしれません。
世の中の写真を観察したり、自社の過去の写真と並ぶことなども考えて露出を決めていただきくことも大切です。
ビジかんアカデミアの写真講座でも「露出の基礎知識」ついて詳しく解説していますのでよろしければご受講ください。
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