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普段はビジネス向けの撮影研修をしていますが、たまにプライベートな知り合いに「キレイな写真の撮り方を教えて」と言われることがあります。
真面目な話をすると、これはなかなか回答が難しいものです。
今回はビジネス目線での写真や動画の「キレイ」についてお話ししたいと思います。
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Contents
「キレイ」という言葉はよく使いますし、撮影した写真を「キレイ」って言ってもらえるのも何だか嬉しかったりします。
でも「キレイ」って何なんでしょうか?
あまりその言葉の意味自体を気にしたことがなかったので、試しに辞書を引いてみます。
き‐れい【×綺麗/奇麗】
読み方:きれい
[形動][文][ナリ]
1. 色・形などが華やかな美しさをもっているさま。「―な花」「―に着飾る」
2. 姿・顔かたちが整っていて美しいさま。「―な脚」「―な女性」
3. 声などが快く聞こえるさま。「―な発音」
4. よごれがなく清潔なさま。「手を―に洗う」「―な空気」「―な選挙」
5. 肉体的な交渉がないさま。純潔。「―な関係」
6. 乱れたところがないさま。整然としているさま。「机の上を―に片づける」
7.(「きれいに」の形で)残りなく物事が行われるさま。すっかり。「―に忘れる」「―にたいらげる」
→美しい[用法]
– weblio辞書より
なるほど。
写真の場合は、「1. 色・形などが華やかな美しさをもっているさま。」が一番しっくりきますね。
色や形が華やかな美しさを持っている写真。そうですね、それはキレイそうです。勉強になります。
ではビジネス目線で、写真がキレイかどうかは必要でしょうか?
結論から言うと、「必要」だと思います。
例えば料理の写真でも、「華やかで美しい料理写真」とそうでない写真では、「食べたい!」と思っていただく可能性がかなり変わってくると思います。
色合いも悪く、盛り付けもイマイチ、薄暗くて汚い料理写真では、食欲がそそりません。
それでは料理のプロモーションとしては失格でしょう。キレイな写真を発信するのは最低限必要だと私は思います。
では、「キレイ」な写真を撮ればビジネス的に成功するでしょうか?
実はビジネスで発信していく写真・動画には「キレイ」以上に大切なことがあります。
それは、「経営課題を解決できるかどうか?」という視点です。
ちょっと難しい表現かもしれません。
ビジネスにおいて、写真や動画を発信するのは、その意図が生じます。
ビジネスにおける写真や動画の役割の記事でも記述しましたが、ブランディングのためなのか商品紹介なのか、How toなのか、採用活動のためなのか、写真や動画にはそれぞれ役割があります。
ビジネスにおいて何かを伝え・感じて欲しいというそれぞれの活用シーンでの役割があります。
その役割、つまりその企業が抱えている経営課題を解決できるかどうかと言うことが重要になります。
例えば、工務店さんがSNSにて写真を発信するとします。
美しい建築写真を発信すれば、その工務店さんが望む結果になり得るでしょうか?
そう、まずはその工務店さんが望む結果を明確にすることが大切です。これは「経営戦略」の視点です。
よくある望む結果は、「問い合わせが来てほしい」「オープンハウスに集客したい」といったところでしょうか。それら望む結果のことを「経営課題」と言います。その経営課題を解決するために写真や動画を発信しているのであれば、その経営課題を解決できるようなビジュアルを撮影していく必要があります。
ただキレイな建築写真だけをアップしていても、集客はできないかもしれません。
ビジネスには競合他社も存在しますので、すべての企業がキレイな建築写真をアップしているとすれば、顧客は選ぶことができません。自社に問い合わせをしてくれる確率は競合が多ければ多いほど低くなるでしょう。
ビジネスにおいて「顧客から選ばれる」ためには、他社との差別化が必要不可欠です。その差別化ポイント(=その企業の特徴)がお客さんに好まれたら、問い合わせは生まれるでしょう。
自社ならではの「売り」は何か?を整理する必要があります。ただ、その「売り」は顧客から見た上で「メリット」でなければなりません。
そういった戦略目線で「経営課題の解決策」として写真や動画を撮影し、発信していくことが非常に大切です。
ビジネスに有効な撮影をするためには、まず戦略を立案し、それから撮影・発信していきます。
ぜひそれを心がけて、撮影をしていっていただければと思います。
経営戦略の立案やマーケティング戦略については、ビジネスのかんさつのWEBサイト内「経営戦略立案への道」でも発信していますのでこちらもチェックしてくださいね。
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カメラの撮影テクニックもそうですが、マーケティング目線で必要なことなども本記事より詳細に動画で解説していますのでぜひご活用ください。
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より実践に近くするため、実際に撮影したい場所に伺いレッスンします。スタッフさんの移動時間も必要ありません。
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広告写真家で中小企業診断士の佐治が、「ビジネス」×「撮影クリエイティブ」の視点でレッスンします。
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