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category: 写真撮影講座
前回は、露出の明るさ「適正露出」「露出オーバー」「露出アンダー」についてお話ししました。
今回はその露出の明るさを変えるための3要素「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」について解説します。
↓オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修」カメラの露出とは?でも詳細を解説しています。
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露出とは、簡単に言うと「写真の明るさ」です。
露出を変えるための設定、つまり写真の明るさを変えるための設定は以下の3つがあります。
この3つの数値設定を変えることで写真の明るさを変えることができます。 これらのことを露出の3要素と私は呼んでいます。
①絞りは、レンズの中の絞り羽根で調節する要素です。
②シャッタースピードはボディにあるシャッター幕で調節します。
③ISO感度はイメージセンサーで調整します。
①絞り
レンズの開く穴の大きさを変えることで写真の明るさを変えることができます。
レンズを大きく開けば明るくなり、小さくしか開かないと暗くなります。
②シャッタースピード
シャッター幕が開いている時間を調整することで、写真の明るさを変えることができます。長い時間開いていれば明るくなり、短ければ暗くなります。
③ISO感度
イメージセンサーで光をどれだけ敏感に感じるかを調整することで、写真の明るさを変えることができます。 感度を高くすると明るくなり、低くすると暗くなります。
以下イラストは露出の3要素の関係を表した概念図です。
それぞれの要素はカメラにて数値で設定ができ、明るさを調整が可能です。
その調整により、「適正露出(てきせいろしゅつ)」「露出アンダー」「露出オーバー」のコントロールができるようになります。
露出の3要素それぞれの詳しい解説は次回以降にしていきたいと思います。
ビジかんアカデミアの写真講座でも「露出の基礎知識」ついて詳しく解説していますのでよろしければご受講ください。
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カメラやレンズ選びもご相談いただけますので、まだ購入していないという企業さんでも大丈夫です。
極力全国対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
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社内で撮影を内製化したいが何から考えて良いかわからない・何を揃えて良いかわからないとお悩みでしたらお気軽にご相談ください。
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今回より、カメラの「露出」についてシリーズで解説します。
まずは露出の基本である、「適正露出」「露出アンダー」「露出オーバー」の意味と事例について解説します。
↓オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修」カメラの露出とは?でも詳細を解説しています。
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露出を辞書で調べると以下のように出てきます。
1. あらわれでること。また、あらわしだすこと。「岩が―した山道」「肌を―する」
2. マスメディア、特にテレビに取り上げられること。「各党ともテレビへの―に気を使う」
3. カメラで、レンズのシャッターを開閉して、乾板・フィルムの感光膜や、CCDなどのイメージセンサーに光を当てること。露光。
– weblio辞書より
カメラの露出は上記3番の、「イメージセンサーに光を当てること。露光。」のことですが、簡単に言うと「写真の明るさ」として捉えていただいて結構です。
露出を変えるための設定、つまり写真の明るさを変えるための設定は以下の3つがあります。
この3つの数値設定を変えることで写真の明るさを変えることができます。
露出、つまり写真の明るさに正解はありません。自分が思うような明るさに写せばOKです。
ただし写真の明るさによって、暗いイメージ・明るいイメージなどその印象は変わります。
ビジネスで広告などの表現活用をする写真では、表現したいイメージ(=顧客に抱いて欲しいイメージ)に合わせて露出を設定することが大切です。
露出に正解はありませんが、言葉があります。
ちょうど良い明るさの写真を「適正露出(てきせいろしゅつ)」
それよりも暗い写真を「露出アンダー」
明るい写真を「露出オーバー」
と言います。
適正露出は、自分がちょうどいいな、と思う明るさで撮れた写真です。
例えば以下のようなアンティーク風の椅子の商品写真を撮ったとしましょう。
椅子の座面や脚の部分もきちんと見えていて、写真を見た方に伝わるちょうどいい明るさだと思います
露出の設定を、ちょうどいい明るさになるように設定して撮影しました。
続いて露出アンダーです。
わざと露出の設定を暗くして撮影しました。
なんだか薄暗い感じでパッとしないですよね。
雰囲気もそうですが、実際の椅子の座面よりも濃い色になってしまっており、もしかしたら商品の色をミスリードしてしまうかもしれません。
ただし、暗いイメージを演出したい場合は露出アンダーで撮影するのもアリです。
最後に露出オーバーです。
わざと露出の設定で明るくして撮影しました。
明る過ぎて、商品が見にくいですね。色も実際の色よりも明るくなり過ぎてしまっています。
太陽拳を浴びせられているようで眩しさすら感じます。暗いところでスマホで見たら目が眩むかもしれません。
ただし、光溢れる明るい雰囲気を演出したいのであればアリです。
前述のように露出(=写真の明るさ)に正解はありません。
自身が「これでいい!」と思えばそれで良いです。
しかしビジネスなど写真を見てくださる第三者がいる場合においては、その方に伝えたいことがきちんと伝わっているかという軸も大切です。
今回は3枚を比較したので分かりますが、露出のパターンを撮らなかったら比較できず明るさの判断ができないかもしれません。
世の中の写真を観察したり、自社の過去の写真と並ぶことなども考えて露出を決めていただきくことも大切です。
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今回はカメラの「レンズの選び方」シリーズの2つ目として、「焦点距離による写真の違い」について、実際に撮影実験しながら解説していきます。
写真の雰囲気をコントロールできるようになるためにも、レンズの焦点距離について知ることはとても重要です。知識を得て、広報・広告写真のレベルアップをしていきましょう。
↓オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修」レンズの基礎知識②でも詳細を解説しています。
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レンズの名前は、数字やアルファベットが羅列した「型番」で表記されています。
例えばキヤノンのレンズですと、以下のような型番です。
ソニーのレンズは以下のような型番です。
レンズの型番から、以下の仕様などが分かります。
上記のレンズで言うと、②が焦点距離です。
焦点距離とは、写真の画角(広角・標準・望遠)を「○mm」で表した数字です。
例えば「12mm」など小さな数字は広角で、「200mm」など大きな数字は望遠です。
型番には「24-105mm」など書かれていますので、これは「24mm〜105mmまで画角を可変できるズームレンズですよ」という意味です。
「100mm」などシンプルに1つだけ書かれているものは、ズームができない「単焦点レンズ」です。
焦点距離が異なると、例えば被写体からカメラの距離が同じの場合、望遠(「200mm」など大きな数字)は画角が狭くなります。
▼焦点距離の違いによる画角の広さの違いイメージ
では、商品撮影やモデル撮影によい焦点距離はどれくらいなのでしょうか?
少し実験して試してみましょう。
ここでは商品撮影を想定して、以下のようにビール瓶を3本少し前後に配置して撮っていきたいと思います。
①広角の15mm・②標準の50mm・③望遠の100mmの3パターンで試してみます。
前述のとおり焦点距離を変えると画角が変わるため、それぞれ「真ん中のビール瓶」が大きく写るようにカメラの位置を動かして撮影します。
まず50mmから撮影していきましょう。程よく遠近感もあるように写りました。
ちなみにカメラと被写体の距離感はこんな感じです↓
遠すぎず近すぎず、程よい距離感かなという感じです。
続いて、15mmです。かなり広角の部類に入る焦点距離です。
かなり歪んで見えると思います。これでは形が実際と全然違うように見えてしまうため、ECサイトなどでは掲載できないですね。
また、前後のビール瓶も遠近感が大きいですね。左手前のビール瓶は写っていません。(ちなみにビール瓶は全く動かしていません)
中央のビール瓶を写真に大きく写そうとすると以下のように近づかなければならず、このような写真になってしまいます。
めちゃくちゃ近いです。
最後に100mmです。
形はまっすぐ、シュッとした感じになったと思います。
ただ、遠近感で言うと50mmよりは減りました。左右の瓶は手前と奥にそれぞれ10cmずつくらい離していますが、ほぼほぼ同じ大きさに見えると思います。
被写体とカメラの位置は、50mmの2倍の距離です。
商品自体はシュッとするのでカッコよくなりますが、撮影のスペースが狭い場合ですと望遠は使うのが難しいかもしれません。
ちなみに私が商品撮影するときは、100mmなどのやや望遠のレンズを使用することが多いです。やはり商品が歪むのは基本的にNGですね。(わざと広角感を出す場合は除く)
写真はレンズの焦点距離によって、以下の雰囲気が変わります。
撮影する狙いによって選ぶレンズも変わってきますので、どの焦点距離で撮影するのが自社ビジネスにとって良いのか?を考えながらレンズ選びをすることをオススメします。
私も撮影の時は様々な焦点距離のレンズを持って、撮影の狙いに応じて最適なレンズを選択するようにしています。
ビジかんアカデミアのカメラ講座にて「レンズの焦点距離による写りの違い」ついて詳しく解説していますのでよろしければご受講ください。
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みなさんこんにちは。
今回より、カメラの「レンズの選び方」についてシリーズで解説していきます。
一眼レフカメラやミラーレス一眼を買うとき、どのレンズを買えば良いか?と悩みますよね。レンズをネットやお店で見ても、型番の数字やアルファベットの羅列がよく分からないという方も多いと思います。
今回は「レンズの選び方」シリーズの1回目として、「レンズの型番の意味」についてお話しします。
弊社では、「社内に撮影できる人材を育成する。」をテーマに、法人向けの写真撮影・動画撮影研修「撮トレ」を提供しています。出張形式でレッスンしています。極力全国対応していますのでお気軽にご相談ください。
ビジかんアカデミアの写真講座でも「レンズの基礎知識」ついて詳しく解説していますのでよろしければご受講ください。
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カメラ屋さんの店頭や、メーカーやECショップを見てもたくさんの種類があってどのような基準で選んで良いかわかりませんよね?
例えばデジタル一眼レフカメラでシェアの高いキヤノンのWEBサイトを見てみましょう。
▼キヤノンのレンズページ
– CANON WEBサイトより
では、ミラーレス一眼のシェアが高いソニーのWEBサイトを見てみましょう。
▼ソニーのレンズページ
– SONY WEBサイトより
どちらもレンズの名前は、数字やアルファベットが羅列した「型番」で表記されています。
実はレンズには「名称」がなく、「型番」で呼ばれていることがほとんどです。
車で例えると「アルファード」や「スカイライン」という名称がありますけども、レンズにはそのような名前は付けられていません。
例えばキヤノンのレンズですと、以下のような型番です。
ソニーのレンズは以下のような型番です。
どちらも暗号のように数字とアルファベットが並んでますね。
分かりにくいかもしれませんが、実はそれぞれの数字とアルファベットの意味が分かると、そのレンズの仕様(スペック)が分かるようになっています。
レンズの型番から、以下の仕様などが分かります。
一眼レフカメラやミラーレス一眼などのレンズを交換できるカメラは、ボディとレンズの接続部分に各メーカーが決めた規格があり、その接続部分の規格のことを「マウント」と呼んでいます。
ほとんどの場合、マウントは型番の最初にEFやRFというアルファベットで記されています。
レンズを選ぶとき、ボディに合うマウントのレンズを選ばないと装着すらもできないため非常に重要です。
ただし、マウントを変換するレンズアダプターも市販されていますので、それによって異なるマウントでも装着することができるようにもなります。
焦点距離とは、写真の画角(広角・標準・望遠)を「○mm」で表した数字です。
例えば「12mm」など小さな数字は広角で、「200mm」など大きな数字は望遠です。
型番には「24-105mm」など書かれていますので、これは「24mm〜105mmまで画角を可変できるズームレンズですよ」という意味です。
「100mm」などシンプルに1つだけ書かれているものは、ズームができない「単焦点レンズ」です。
次にF値(絞り値)の開放値が分かります。
F値は、その数字の大きさによって写真の「明るさ」と「ボケ感」が変えられるという写真の雰囲気を変える大切な数値です。
F値が小さいと「明るい」「ボケやすい」写真となり、F値が大きいと「暗い」「ボケにくい」写真となります。
ほとんどの場合、「F◯(←◯は数字)」と書かれているので分かりやすいと思います。
レンズにもグレードがあります。レンズの中は以下のイラストのような複数枚の凹凸レンズが入っていますが、その凹凸レンズの素材などによって写真の描写が変わります。
▼カメラ・レンズの仕組みイラスト図
高級な素材を使用しているレンズはグレードが型番に表記されており、お値段も高いですね。でもいい写真が撮れます。
例えばキヤノンの場合は型番に「L」と表記された通称「Lレンズ」がグレードの高いレンズです。「Luxury」の「L」から取られています。
– CANON WEBサイトより
キヤノンWEBサイトによると、以下のように書かれています。
卓越した描写性能と優れた操作性、耐環境性・堅牢性を備えたキヤノンEFレンズLシリーズ。
〜中略〜
人工結晶の蛍石、スーパーUD、UDレンズ、大口径高精度非球面レンズなどの特殊光学材料を採用した超高性能レンズだけに許された誇り高き称号である。
「手ブレ補正機能」がついているかどうかも型番で分かります。
例えばキヤノンの場合は、「IS」(=Image Stabilizer)が表記されています。
レンズの中に手ブレ補正のモーターが搭載されていて、手がブレてもモーターが動いて補正してくれるという素敵な機能です。三脚で撮影するなら必要ないかもしれませんが、手持ちで撮影するならば欲しい機能ですね。
人気のレンズだと、数年(数十年)経つと同じスペックで新しい世代のレンズが発売されたりします。初代には何も書かれていませんが、2代目は「Ⅱ」、3代目は「Ⅲ」と書かれていたりしますので参考にできます。
やはり世代が新しいとスペックが上がっていたり描写力が高くなったりしています。
特に中古でレンズを買うときは確認してみると良いですね。
最後に、AFのモーターの種類が書かれている場合があります。
AFとはオートフォーカスのことで、良いモーターが入っているとピントが速く合ってくれるため、特に動きのある被写体を撮影する場合などにストレスなく撮影することができます。
ではキヤノンのレンズの型番で見ていきましょう。
今回は、メジャーなレンズでもある「EF24-105mm F4L IS II USM」という型番のレンズで確認します。
「EF」がマウントタイプです。「EF」はデジタル一眼レフのフルサイズのボディに対応しているレンズマウントです。
表記 | 対応するカメラボディ |
EF | デジタル一眼レフ(フルサイズ) |
EF-S | デジタル一眼レフ(APS-Cサイズ) |
RF | ミラーレス一眼(フルサイズ) |
RF-S | ミラーレス一眼(APS-Cサイズ) |
「24-105mm」が焦点距離です。
「24mm〜105mmまで画角を可変できるズームレンズですよ」という意味です。フルサイズカメラだと標準レンズが50mmなので、それより数字が小さいと広角(広く写る)、数字が大きいと望遠(遠くのものでもアップで写る)です。
「F4」が開放値です。このレンズで一番明るくてボケるところまで開放できる値がF4ということです。
ただ、「F3.5-6.3」のようにF値に幅がある場合があります。
これは焦点距離が広角の時は「F3.5」、望遠の時は「F6.3」が開放値になるということです。
焦点距離によってF値が変わることがあるのですね。
前述の通り、「L」が付くと「Lレンズ」ですね。Lレンズではないレンズには何も書いてありません。
「IS」(=Image Stabilizer)が表記されていたら、手ブレ補正機能がついているレンズです。
手ブレ補正も「どれくらい手ブレ補正してくれるのか」はレンズによって異なりますので、WEBサイトなどを見て確認しましょう。
通常、「○段分」と書かれているので、その数字が大きいほど強力な手ブレ補正機能がついています。
▼RF14-35mm F4 L IS USMの例(この場合は5.5段分の手ブレ補正)
– CANON WEBサイトより
「EF24-105mm F4L IS II USM」には「Ⅱ」と表記がありますので、これは2代目ですね。初代のレンズには特に表記がありません。
「USM」がAFモーターの種類です。
キヤノンは大きく2種類「USM」と「STM」のAFモーターがあります。
それぞれ特徴がありますので、メーカーWEBサイトなどで見てみると良いですね。
写真はレンズによって撮影できる画角や雰囲気が変わります。レンズの名称でもある「型番」の見方を理解して、正しくレンズを選べるようにしましょう。
カメラメーカーによって表記が異なりますので、メーカーWEBサイトなどを確認しましょう。
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デジタルカメラの中には「イメージセンサー」と呼ばれるレンズから入った光をデジタル画像に変換するセンサー(半導体)があります。
昔でいうと「フィルム」にあたるものです。
イメージセンサーのサイズは様々な規格があり、カメラ機種によっても搭載されているイメージセンサーのサイズが異なります。
実は、イメージセンサーのサイズによって写真に差が出てくるため、サイズの違いを知ることは撮影する上で必要な知識と言えるでしょう。
今回はイメージセンサーの大きさの種類や違いについて解説します。
↓弊社では広報・広告のための写真撮影スキルを体系的に学べるオンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(全16回)」もご用意しています。個人のスキルアップや社内のリスキリング研修にご活用ください。
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イメージセンサーは日本語で「撮像素子」といいます。
光を電気信号に変える半導体です。電気信号がデジタル画像になってファイルとしてSDカードなどのメディアに記録・保存され、写真が見れるようになります。
昔はこの部分がフィルムでした。フィルムに光が当たり感光することによって写真になります。
– CANON WEBサイトより
フィルムによっても写真の雰囲気が変わったように、イメージセンサーもカメラメーカーによって異なりますので、厳密にいうと写真の雰囲気が異なります。
写真が写る仕組みの記事でも説明しましたが、カメラの仕組みは以下のイラストのようになっています。
上のイラストは、写真を撮ろうとしてファインダーを覗いている時のイラストです。
カメラは、大きく「レンズ」と「ボディ(本体)」に分かれます。レンズは取り外し交換ができますよね。
この組み合わせによってカメラはできており、写真が写るようになっています。
カメラボディ(本体)の中には、「イメージセンサー」「シャッター幕」「ミラー」「ペンタプリズム」「ファインダー」が入っています。
それぞれ以下の役割があります。
イメージセンサーは、本体の中の後ろ側にあり、レンズから入った光を取り入れれる位置にあります。
イメージセンサーには様々なサイズの規格があります。
カメラのスペックにも記述があると思いますのでよく確認してみてください。
▼イメージセンサーのサイズ一例
上記のようにセンサーサイズの規格はたくさんありますが、覚えておきたい規格は以下の2つです。
デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラは、「35mmフルサイズ」「APS-C」が多く搭載されており、コンパクトデジカメやスマホはかなり小さいサイズのイメージセンサーが入っています。
イメージセンサーのサイズによって主に以下の2点が変わります。
イメージセンサーのサイズが変わると、画角の広さが変わります。
センサーサイズが小さいと、望遠のようにアップに写ります。
サイズが小さいと大きいサイズに比べて写真が切り取られているようになるため、アップに写ります。
アップ具合はセンサーサイズのサイズ比と比例します。
センサーサイズによってボケ感が変わります。
センサーサイズが小さいスマホやコンデジだと、あまりボケ感を感じませんよね?
センサーサイズが大きい一眼レフや中判カメラで撮影すると、背景がボケやすくなります。
「35mmフルサイズ」や「APS-C」ってよく考えたら変わった名前ですよね。
これはフィルム時代から引き継がれている名前です。
▼35mmフィルムとAPSフィルム
左が35mmフィルムで、右がAPSフィルムです。
昔フィルムカメラが全盛期の時をご存知の方ならば見たことがあるのではないでしょうか?
35ミリフィルムは、写真でも映画でも使用された代表的な規格サイズです。
一般家庭にも普及したメジャーなフィルムの規格です。
APSは、アドバンスドフォトシステム(Advanced Photo System)の頭文字から取っています。名前からして新しい写真システムという感じがありますね。
35ミリフィルムよりもやや小さいサイズで、カートリッジからフィルムが出ていないタイプの新しい企画のフィルムです。
1996年に富士フイルムやコダック・キヤノン・ミノルタ・ニコンによって共同開発され、以下のような特徴がありました。
35ミリフィルムは装填や撮影で失敗することがあったため、それらが起き無いように開発されたフィルムです。いわゆる、プロ向けというよりは一般消費者をターゲットに開発された企画です。
しかし、すぐにデジタルカメラの時代がやってきましたので、短い活躍でした。
これらのフィルムと同等サイズのイメージセンサーということで、このような名前がついているのですね。
センサーサイズによって写真も変わりますし、選ぶレンズも変わります。
カメラ購入の際はよく確認してから選ぶように注意しましょう。
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カメラって、どうして写真が写るのでしょうか?不思議ですよね。
今回は、「一眼レフカメラ」の仕組みについて解説します。
カメラの仕組みを知ると、シャッターを押すたびに「ああ、こうなってああなって写真ができたんだな」とカメラの気持ちが分かるかもしれません。写真を上達するためにも、カメラについて知ってみましょう。
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では、一眼レフカメラの仕組みを見ていきましょう。
▼一眼レフカメラの仕組みイラスト図1(ファインダーから覗いている時)
上のイラストは、写真を撮ろうとしてファインダーを覗いている時のイラストです。
カメラは、大きく「レンズ」と「ボディ(本体)」に分かれます。レンズは取り外し交換ができますよね。
この組み合わせによってカメラはできており、写真が写るようになっています。
「レンズ」と「ボディ」には、それぞれに様々なパーツが入っており、それぞれ役割を担っています。
レンズの中には、「レンズ」と「絞り羽根」が入っています。
それぞれ以下の役割があります。
レンズは複数枚入っています。
膨らんだ凸レンズや、へこんだ凹レンズがあります。 凸レンズは光を集め、凹レンズは光を拡散させます。複数のレンズの組み合わせにより画像を調整します。
レンズの材質や大きさ、厚み、レンズの組み合わせ方にもよってその画像は変わってきます。望遠や広角の調整やピントの調整も、このレンズたちの組み合わせ具合で調整しています。
絞り羽根は、レンズの中の穴の大きさを調整する役割で、光の量を調整します。大きい穴だとたくさん光が入ります(明るくなる)し、穴を小さくすると光は少なくなります(暗くなる)。
ボディの中には、「イメージセンサー」「シャッター幕」「ミラー」「ペンタプリズム」「ファインダー」が入っています。
それぞれ以下の役割があります。
イメージセンサーは日本語で「撮像素子」といいます。
光を電気信号に変える半導体です。電気信号がデジタル画像になってファイルとしてSDカードなどのメディアに記録・保存され、写真が見れるようになります。
昔はこの部分がフィルムでした。フィルムに光が当たり感光することによって写真になります。
「レンズ」で集め・調整した光を、「ボディ」の中で写真にするという関係性です。
入ってきた光を、感光したい時間だけシャッター幕を開け、イメージセンサーで感度を調整して写真を作っていきます。
これらのパーツたちは、シャッターボタンを押すと動きます。
一眼レフカメラのシャッターボタンを半押しするとピントが合おうとします(オートフォーカスONの場合)が、その時にレンズが動きます。 シャッターボタンを完全に押すと、レンズの中の絞り羽根が設定したF値の大きさになり、ボディの中のミラーが上がり、シャッター幕が設定したシャッタースピードの時間だけ開き、イメージセンサーに光が届きます。
▼一眼レフカメラの仕組みイラスト図2(シャッターボタン押した時)
シャッターボタンを押した瞬間にいろいろと動くんですね。すごいですね。 ぜひ皆さんもシャッターを押した瞬間に、各パーツがどのように動いているのかを意識してみてくださいね。
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– カメラ画像:Canon WEBサイトより
皆さんは「一眼レフ」の名前の由来をご存知ですか? よく考えたら変な名前ですよね。
今回は「なぜ一眼レフというのか?」名前の由来についてお話しします。
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まず、一眼レフの「一眼」から見ていきましょう。
「ひとつの眼」という意味ですね。ちなみに英語で一眼レフカメラは「Single-lens reflex camera」と言います。
「Singe-lens」
つまり、「ひとつのレンズ」という意味です。 当たり前かもしれませんが、一眼レフカメラはレンズがひとつですよね。
レンズのことを「眼」と呼ぶことがあるため、『ひとつのレンズ=一眼』と呼ばれています。
わざわざ「一眼」というのは、実は「二眼レフ」というカメラもあります。
引用:wikipedia
見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?レトロな感じのカメラですね。
これはレンズが2つあるので二眼レフカメラと呼ばれています。
二眼レフカメラがなぜ2つレンズがあるかというと、「ファインダー用のレンズ」と「撮影用のレンズ」が分かれているからです。
上側のレンズが、ファインダーから覗いている時に使用するレンズで、下側のレンズが撮影用(フィルムに光を当てる)のレンズです。若干ですがレンズの位置が異なるため、実際にフィルムに写るのは、覗いた画角より少し下の画角になります。
ところが、一眼レフカメラは、ファインダー用と撮影用は同じレンズを使用しています。
一眼レフカメラは、覗くためのファインダーが必ずあります。
ファインダーを覗くと、レンズの向こうに見える被写体が写し出されます。
なぜファインダーを覗くと撮影用のレンズを通して見えるかというと、一眼レフカメラの中に「ミラー機構」と「ペンタプリズム」が入っているためです。
▼一眼レフカメラの仕組みイラスト図
上のイラストのように、レンズから入った光はミラーに反射して、ペンタプリズムを通ってファインダーから見えるようになります。
これにより、レンズを2つ作らなくても1つのレンズで良い構造になっています。
同じレンズを使用すれば、画角がズレることはありませんから、撮影者としてはとても助かります。二眼レフより一眼レフが普及したのはそういった理由だと思われます。
では次に、「レフ」の意味です。
「Single-lens reflex camera」の「reflex」の部分ですね。reflex(レフレックス)は、「反射する」という意味があります。「レフ板」という撮影で使う白い反射板もありますよね。
ここでいう反射は、一眼レフカメラの中にある「ミラー」のことを指します。
中に「レフ(ミラー)」が入っているカメラということで、一眼レフカメラと言います。 ちなみに二眼レフカメラも「ミラー」が入っているので名称に「レフ」が付いていますね。
詳しくはビジかんアカデミアの「写真撮影スキルアップ研修」でも解説しています。
↓
ミラーレス一眼も「一眼」という言葉が入っていますね。
これも「ひとつのレンズ」だから一眼です。
しかし、「レフ」は付いていません。「ミラーレス一眼レフ」とは言いません。
実はミラーレス一眼カメラは、一眼レフカメラのような「ミラー機構」が無い仕組みとなっています。
▼ミラーレス一眼カメラの仕組みイラスト図
ミラーレスカメラは、カメラ本体の背面に液晶画面があり、電源を入れたら画面に映像が出ます。スマホもそうですよね。
ミラーレスカメラにも一眼レフカメラ同様にファインダーがある機種もありますが、実はそのファインダーから見える映像は、液晶画面で映っているのと同じくデジタル映像です。
一眼レフカメラのように「ミラー越しに見える」わけではなく、液晶画面を小さい窓から見ているという状態です。特にファインダーがなくても良いわけですが、ファインダーを覗く方がより画角に集中できるなどのメリットがあるため、プロ用の機種などにはファインダーが付いています。
だからミラーは要らないんですね。ミラーとペンタプリズムがあると重量が重くなってしまいますので、それを外して軽量化されています。
ビジネスで広告やプロモーション用に撮影していきたいと考えられている方におすすめなカメラを紹介します。
といっても細かなことを言うと撮影用途によって異なりますが、そこまでこだわりなくまずカメラが欲しいということであればメジャーなメーカーさんが良いのではないでしょうか。
一眼レフカメラは、キヤノン、ニコン、もしくはペンタックスが主要メーカーさんです。
イメージセンサーのサイズが「APS-C」と「フルサイズ」がありますので、予算や必要に応じて選択されると良いです。予算があれば少し高いですがフルサイズのタイプがおすすめです。
キヤノンでいうと「EOS Kiss」や「EOS 00D」のシリーズなどが「APS-C」で、「EOS 5D」や「6D」シリーズが「フルサイズ」です。
イメージセンサーのサイズが大きいと、写真のボケ感が多く、より深みのある写真が撮れます。ただ、EC用に商品写真のキリヌキ写真(もしくはシンプルなペーパー背景の写真)や使用方法などの説明写真を撮影するのであれば、「APS-C」のタイプでも問題ありません。
レンズキットなどもありますので、レンズを何使えば良いか分からないという方であれば、まずはレンズキットでも良いかもしれません。
ただ、安いものでもありませんので知識を入れてから購入される方が望ましいですね。
ミラーレス一眼の主なメーカーさんは、ソニー・キヤノン・ニコン・富士フイルムなどです。
こちらもセンサーサイズが「APS-C」や「フルサイズ」などがありますので商品ページをよく見て購入してください。
ビジかんアカデミアの「写真撮影スキルアップ研修」でも「ミラーレス一眼」と「一眼レフカメラ」の違いについて詳しく解説していますのでよろしければご受講ください。
弊社では、「社内に撮影できる人材を育成する。」をテーマに、写真撮影や動画撮影の内製化を図りたい法人様に向けて研修形式で提供する「撮トレ」を提供しています。
広告やPRなどのマーケティング目線も含めた写真・動画の撮り方や考え方を、短期集中・出張形式で実践的に撮影レッスンいたします。
カメラやレンズ選びもご相談いただけますので、まだ購入していないという企業さんでも大丈夫です。
極力全国対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
– カメラ画像:Canon WEBサイトより
ここ数年で「ミラーレス一眼カメラ」がすっかり定着してきました。
「一眼レフカメラ」はフィルムの時代からありましたが、デジタルになってからは「デジタル一眼レフカメラ」とも言われています。
ちなみに、「ミラーレス一眼カメラ」と「一眼レフカメラ」は何が違うのでしょうか?
ビジネスの発信用の撮影で使うなら、どちらが良いのでしょうか?
カメラの仕組みの違いなどの基礎知識を中心に、その違いについて解説します。
↓弊社では広報・広告のための写真撮影スキルを体系的に学べるオンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(全16回)」もご用意しています。個人のスキルアップや社内のリスキリング研修にご活用ください。
まず結論から言うと、写真を撮影する上ではさほど変わりません。なのでどちらが優れているかとか、どちらが解像度が良いとかは「ミラーレス」か「一眼レフカメラ」かは関係ありません。
ただ、その「仕組み(構造)」に違いがありますので、それを中心に解説していきたいと思います。
「一眼レフカメラ」と「ミラーレス」をそれぞれの仕組みを見てみましょう。
一眼レフカメラは、覗くためのファインダーが必ずあります。ファインダーを覗くと、レンズの向こうに見える被写体が写し出されます。
しかし、カメラを横から観察してみると、ファインダーの位置とレンズの位置とは高さが異なることが分かります。
高さが異なるのに、なぜファインダーでレンズの向こうを見ることができるのでしょうか?
それは、一眼レフカメラの中に「ミラー機構」と「ペンタプリズム」が入っているためです。
▼一眼レフカメラの仕組みイラスト図
上のイラストのように、レンズから入った光はミラーに反射して、ペンタプリズムを通ってファインダーから見えるようになります。レンズの位置とファインダーの高さの位置が異なっていても映像が見えるのはこの構造のためです。
なぜわざわざミラーがあるかというと、レンズの正面には「イメージセンサー」という撮影したものをデジタル画像にするセンサーが入っています。昔でいう「フィルム」にあたるものです。
イメージセンサーに「覗くための穴」を空けるわけにはいかないため、ミラーを使用して別のところに穴を空けてファインダーにしているんですね。ファインダーから見える世界は「ミラー越しに見ている」のです。
ミラーだと反転して見えるのでは?と思われるかもしれませんが、ペンタプリズムによって正しい向きに変えてくれています。
※ペンタプリズムとは
・ペンタ・・・五角形
・プリズム・・・光を分散させるガラスや水晶の多面体
ミラーレスは、一眼レフのような「ミラー機構」が無い仕組みとなっています。
▼ミラーレス一眼カメラの仕組みイラスト図
ミラーレスカメラは、カメラ本体の背面に液晶画面があり、電源を入れたら画面に映像が出ます。スマホもそうですよね。
ミラーレスカメラにも一眼レフカメラ同様にファインダーがある機種もありますが、実はそのファインダーから見える映像は、液晶画面で映っているのと同じくデジタル映像です。
一眼レフカメラのように「ミラー越しに見える」わけではなく、液晶画面を小さい窓から見ているという状態です。特にファインダーがなくても良いわけですが、ファインダーを覗く方がより画角に集中できるなどのメリットがあるため、プロ用の機種などにはファインダーが付いています。
ということで、「一眼レフカメラ」と「ミラーレス一眼カメラ」の違いは、「ミラー機構」と「ペンタプリズム」が入っているかどうかの違いです。
もちろん「ミラー機構」と「ペンタプリズム」が入っていないミラーレス一眼カメラの方が軽いですよね。一眼レフカメラは結構重たいので、少しでも軽い方が良い場合はミラーレス一眼カメラがおすすめです。
名称の中に、「レフ」という言葉があるかどうかの違いですが、「レフ」はミラーのことを指します。
「ミラーレス一眼カメラ」は「ミラーレス一眼レフカメラ」とは言いませんのでご注意ください。
その他は特に違いがありません。もし同じイメージセンサーのスペックで、同じ機能が搭載されており、同じレンズを使っていたら、「一眼レフカメラ」でも「ミラーレス一眼カメラ」でも同じ映像が撮れるでしょう。
ただ、対応するレンズがそれぞれ違いますので、はじめにミラーレス一眼にするか一眼レフにするかは今後購入するレンズに影響しますので重要です。
ビジネスで広告やプロモーション用に撮影していきたいと考えられている方におすすめなカメラを紹介します。
といっても細かなことを言うと撮影用途によって異なりますが、そこまでこだわりなくまずカメラが欲しいということであればメジャーなメーカーさんが良いのではないでしょうか。
一眼レフカメラのメーカーさんはキヤノンかニコン、もしくはペンタックスですね。
イメージセンサーのサイズが「APS-C」と「フルサイズ」がありますので、予算や必要に応じて選択されると良いです。予算があれば少し高いですがフルサイズのタイプがおすすめです。
キヤノンでいうと「EOS Kiss」や「EOS 00D」のシリーズなどが「APS-C」で、「EOS 5D」や「6D」シリーズが「フルサイズ」です。
イメージセンサーのサイズが大きいと、写真のボケ感が多く、より深みのある写真が撮れます。ただ、EC用に商品写真のキリヌキ写真(もしくはシンプルなペーパー背景の写真)や使用方法などの説明写真を撮影するのであれば、「APS-C」のタイプでも問題ありません。
レンズキットなどもありますので、レンズを何使えば良いか分からないという方であれば、まずはレンズキットでも良いかもしれません。
ただ、安いものでもありませんので知識を入れてから購入される方が望ましいですね。
ミラーレス一眼の主なメーカーは、ソニー・キヤノン・ニコン・富士フイルムなどです。
こちらもセンサーサイズが「APS-C」や「フルサイズ」などがありますので商品ページをよく見て購入してください。
オンライン動画講座「写真撮影スキルアップ研修」(ビジかんアカデミア)でも「ミラーレス一眼」と「一眼レフカメラ」の違いについて詳しく解説していますのでよろしければご受講ください。
弊社では、「社内に撮影できる人材を育成する。」をテーマに、写真撮影や動画撮影の内製化を図りたい法人様に向けて研修形式で提供する「撮トレ」を提供しています。
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カメラやレンズ選びもご相談いただけますので、まだ購入していないという企業さんでも大丈夫です。
極力全国対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
皆さんは普段、どのようなカメラを使用していますでしょうか?
カメラにはたくさん種類があり、「どれを選んで良いか分からない」という方も多いと思います。
今回は「一眼レフカメラ」や「ミラーレスカメラ」など、主なカメラの種類4つのご紹介と、ビジネスでの発信においてどのカメラを使用すると良いのか?についてお話ししていきます。
↓弊社では広報・広告のための写真撮影スキルを体系的に学べるオンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(全16回)」もご用意しています。個人のスキルアップや社内のリスキリング研修にご活用ください。
ひとことで「カメラ」といっても様々な種類がありますよね。ざっとあげるだけでも以下のようなカメラの種類があります。
同じ「写真が撮れる」という機能を持つ上記のカメラですが、それぞれに特徴があります。カメラも高価なものですので、なるべくカメラ選びに失敗したくないですよね。
それぞれの特徴を知った上で、ご自身に合うカメラを選んでいただけたらと思います。
それではカメラの種類ごとの特徴についてお話しします。今回は、「①スマホカメラ」「②ミラーレス一眼カメラ」「③デジタル一眼レフカメラ」「④中判カメラ」についてお話しします。
– Apple / Canon / Hasselblad Webサイトより
私の主観によるものもありますが、簡単に特徴を表にしてみました。
①スマホカメラ | ②ミラーレス一眼カメラ | ③デジタル一眼レフカメラ | ④中判カメラ | ||
1 | 価格 | スマホに付帯 | 3〜50万円 | 5〜80万円 | 50〜 600万円 |
2 | 重さ | 150〜200g | 300〜600g | 400g〜1.2kg | 1.5〜2.2kg |
3 | 交換レンズの バリエーション |
× | △〜◎ | ◎ | ◎ |
4 | 撮影モード | オート | オート/ マニュアル |
オート/ マニュアル |
マニュアル |
5 | シャッターのタイムラグ | 有り | 有り〜ほぼ無し | ほぼ無し | ほぼ無し |
6 | イメージセンサーの大きさ | かなり小さい | 小さい/ APS-C・フルサイズ |
APS-C・フルサイズ | 大きい |
7 | ボケ感 | 少 (ソフト加工有り) |
中〜多 | 中〜多 | とても多い |
8 | 外部ストロボの使用 | × | ×〜◎ | ◎ | ◎ |
9 | データ形式 | jpg/HEIC | jpg/RAW | jpg/RAW | jpg/RAW |
オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(ビジかんアカデミア)」の以下の講義で詳しく説明していますので参考になさってください。
それぞれの違いを表にしてみましたが、結論としてビジネス用のカメラはどれを選んでもOKです。NGはありません。
理由としては、ビジネスの場では『スマホで撮影したから売れない』とか、『一眼レフや中判カメラで撮影したから売れる』という決まりはありません。
ただ、それぞれの機種によって「できること」「できないこと」がありますのでそれを軸に、ビジネスの戦略と照らし合わせて考えてみると良いでしょう。
ビジネス用のカメラの選び方のポイントは、『ビジネス用の写真表現として何をしたいのか?』によって選択していくことが重要です。
<写真表現の参考例>
一部ではありますが、このような着眼で検討して、カメラ選びをしていただければと思います。
株式会社ビジネスのかんさつでは、「社内で写真撮影・動画撮影&編集できるようになりたい」という企業様向けに、撮影のトレーニング・レッスン「撮トレ」を提供しています。お気軽にご相談ください。
普段はビジネス向けの撮影研修をしていますが、たまにプライベートな知り合いに「キレイな写真の撮り方を教えて」と言われることがあります。
真面目な話をすると、これはなかなか回答が難しいものです。
今回はビジネス目線での写真や動画の「キレイ」についてお話ししたいと思います。
↓弊社では広報・広告のための写真撮影スキルを体系的に学べるオンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(全16回)」もご用意しています。個人のスキルアップや社内のリスキリング研修にご活用ください。
「キレイ」という言葉はよく使いますし、撮影した写真を「キレイ」って言ってもらえるのも何だか嬉しかったりします。
でも「キレイ」って何なんでしょうか?
あまりその言葉の意味自体を気にしたことがなかったので、試しに辞書を引いてみます。
き‐れい【×綺麗/奇麗】
読み方:きれい
[形動][文][ナリ]
1. 色・形などが華やかな美しさをもっているさま。「―な花」「―に着飾る」
2. 姿・顔かたちが整っていて美しいさま。「―な脚」「―な女性」
3. 声などが快く聞こえるさま。「―な発音」
4. よごれがなく清潔なさま。「手を―に洗う」「―な空気」「―な選挙」
5. 肉体的な交渉がないさま。純潔。「―な関係」
6. 乱れたところがないさま。整然としているさま。「机の上を―に片づける」
7.(「きれいに」の形で)残りなく物事が行われるさま。すっかり。「―に忘れる」「―にたいらげる」
→美しい[用法]
– weblio辞書より
なるほど。
写真の場合は、「1. 色・形などが華やかな美しさをもっているさま。」が一番しっくりきますね。
色や形が華やかな美しさを持っている写真。そうですね、それはキレイそうです。勉強になります。
ではビジネス目線で、写真がキレイかどうかは必要でしょうか?
結論から言うと、「必要」だと思います。
例えば料理の写真でも、「華やかで美しい料理写真」とそうでない写真では、「食べたい!」と思っていただく可能性がかなり変わってくると思います。
色合いも悪く、盛り付けもイマイチ、薄暗くて汚い料理写真では、食欲がそそりません。
それでは料理のプロモーションとしては失格でしょう。キレイな写真を発信するのは最低限必要だと私は思います。
では、「キレイ」な写真を撮ればビジネス的に成功するでしょうか?
実はビジネスで発信していく写真・動画には「キレイ」以上に大切なことがあります。
それは、「経営課題を解決できるかどうか?」という視点です。
ちょっと難しい表現かもしれません。
ビジネスにおいて、写真や動画を発信するのは、その意図が生じます。
ビジネスにおける写真や動画の役割の記事でも記述しましたが、ブランディングのためなのか商品紹介なのか、How toなのか、採用活動のためなのか、写真や動画にはそれぞれ役割があります。
ビジネスにおいて何かを伝え・感じて欲しいというそれぞれの活用シーンでの役割があります。
その役割、つまりその企業が抱えている経営課題を解決できるかどうかと言うことが重要になります。
例えば、工務店さんがSNSにて写真を発信するとします。
美しい建築写真を発信すれば、その工務店さんが望む結果になり得るでしょうか?
そう、まずはその工務店さんが望む結果を明確にすることが大切です。これは「経営戦略」の視点です。
よくある望む結果は、「問い合わせが来てほしい」「オープンハウスに集客したい」といったところでしょうか。それら望む結果のことを「経営課題」と言います。その経営課題を解決するために写真や動画を発信しているのであれば、その経営課題を解決できるようなビジュアルを撮影していく必要があります。
ただキレイな建築写真だけをアップしていても、集客はできないかもしれません。
ビジネスには競合他社も存在しますので、すべての企業がキレイな建築写真をアップしているとすれば、顧客は選ぶことができません。自社に問い合わせをしてくれる確率は競合が多ければ多いほど低くなるでしょう。
ビジネスにおいて「顧客から選ばれる」ためには、他社との差別化が必要不可欠です。その差別化ポイント(=その企業の特徴)がお客さんに好まれたら、問い合わせは生まれるでしょう。
自社ならではの「売り」は何か?を整理する必要があります。ただ、その「売り」は顧客から見た上で「メリット」でなければなりません。
そういった戦略目線で「経営課題の解決策」として写真や動画を撮影し、発信していくことが非常に大切です。
ビジネスに有効な撮影をするためには、まず戦略を立案し、それから撮影・発信していきます。
ぜひそれを心がけて、撮影をしていっていただければと思います。
経営戦略の立案やマーケティング戦略については、ビジネスのかんさつのWEBサイト内「経営戦略立案への道」でも発信していますのでこちらもチェックしてくださいね。
弊社では、「社内で写真撮影・動画撮影&編集できるようになりたい」という企業様向けに、撮影のトレーニング・レッスン「撮トレ」を提供しています。お気軽にご相談ください。
オンライン動画研修「ビジかんアカデミア」では、動画でカメラ講座を受講いただくことも可能です。いつでもどこでも、ネット環境があれば動画で講義を受けることができます。
カメラの撮影テクニックもそうですが、マーケティング目線で必要なことなども本記事より詳細に動画で解説していますのでぜひご活用ください。
↓
ABOUT
1日6時間のカリキュラムで、短期集中的にレッスンします。社内研修としてご活用いただけます。
より実践に近くするため、実際に撮影したい場所に伺いレッスンします。スタッフさんの移動時間も必要ありません。
社内メンバーのみで受講いただくため、貴社が撮影したい被写体や雰囲気のニーズに応じてアドバイスします。
広告写真家で中小企業診断士の佐治が、「ビジネス」×「撮影クリエイティブ」の視点でレッスンします。
FLOW
お申し込みフォームよりご連絡ください。
メールにて、研修プラン・参加人数および日程を仮確定します。また、「撮影したいイメージ」や「お持ちのカメラや機材・ソフト」をお聞かせいただきます。
内容確定後、請求書(PDF)を発行します。
お支払い確認後、研修日程を本確定します。
貴社にお伺いして実践的にレッスンします。
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