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イメージセンサーのサイズによる違いを知ろう。サイズの種類と写真の違い

イメージセンサーのサイズによる写真の違い

 

デジタルカメラの中には「イメージセンサー」と呼ばれるレンズから入った光をデジタル画像に変換するセンサー(半導体)があります。

 

昔でいうと「フィルム」にあたるものです。

 

イメージセンサーのサイズは様々な規格があり、カメラ機種によっても搭載されているイメージセンサーのサイズが異なります。

実は、イメージセンサーのサイズによって写真に差が出てくるため、サイズの違いを知ることは撮影する上で必要な知識と言えるでしょう。

 

今回はイメージセンサーの大きさの種類違いについて解説します。

筆者
佐治秀保 / sajihideyasu

株式会社ビジネスのかんさつ 代表/オルタナクリエイツ 代表

広告写真家・クリエイティブディレクター
経営戦略コンサルタント・中小企業診断士

プロフィール詳細(ビジネスのかんさつWEB)
弊社では、「社内に撮影できる人材を育成する。」をテーマに、写真撮影や動画撮影の内製化を図りたい法人様に向けて出張研修形式で提供する「撮トレ」を提供しています。カメラやレンズ選びもご相談いただけますので、まだ購入していないという企業さんでも大丈夫です。 極力全国対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

 

Contents

イメージセンサーとは?

イメージセンサーは日本語で「撮像素子」といいます。

光を電気信号に変える半導体です。電気信号がデジタル画像になってファイルとしてSDカードなどのメディアに記録・保存され、写真が見れるようになります。

昔はこの部分がフィルムでした。フィルムに光が当たり感光することによって写真になります。

カメラメーカーも特徴としてアピールすることも

EOS R6イメージ

– CANON WEBサイトより 

 

フィルムによっても写真の雰囲気が変わったように、イメージセンサーもカメラメーカーによって異なりますので、厳密にいうと写真の雰囲気が異なります。

カメラの仕組み

写真が写る仕組みの記事でも説明しましたが、カメラの仕組みは以下のイラストのようになっています。

 

一眼レフカメラ写真が写る仕組み_イラスト図1

上のイラストは、写真を撮ろうとしてファインダーを覗いている時のイラストです。

 

カメラは、大きく「レンズ」「ボディ(本体)」に分かれます。レンズは取り外し交換ができますよね。

この組み合わせによってカメラはできており、写真が写るようになっています。

イメージセンサーがある場所

カメラボディ(本体)の中には、「イメージセンサー」「シャッター幕」「ミラー」「ペンタプリズム」「ファインダー」が入っています。

 

それぞれ以下の役割があります。

  • イメージセンサー・・・『写真が写る場所 & 感度の調整』
  • シャッター幕・・・『イメージセンサーに光が当たる時間の調整』
  • ミラー/ペンタプリズム/ファインダー・・・『レンズの向こうを覗くためのパーツ』

 

イメージセンサーは、本体の中の後ろ側にあり、レンズから入った光を取り入れれる位置にあります。

イメージセンサーの種類

イメージセンサーには様々なサイズの規格があります。

カメラのスペックにも記述があると思いますのでよく確認してみてください。

 

▼イメージセンサーのサイズ一例

覚えておきたいセンサーサイズの規格

上記のようにセンサーサイズの規格はたくさんありますが、覚えておきたい規格は以下の2つです。

  • 35mmフルサイズ
  • APS-C

 

デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラは、「35mmフルサイズ」「APS-C」が多く搭載されており、コンパクトデジカメやスマホはかなり小さいサイズのイメージセンサーが入っています。

イメージセンサーのサイズの違いによる写真の違い

イメージセンサーのサイズによって主に以下の2点が変わります。

  • ①画角の広さが変わる
  • ②ボケ感が変わる

①画角の広さが変わる

イメージセンサーのサイズが変わると、画角の広さが変わります。

センサーサイズが小さいと、望遠のようにアップに写ります。

 

サイズが小さいと大きいサイズに比べて写真が切り取られているようになるため、アップに写ります。

アップ具合はセンサーサイズのサイズ比と比例します。

レンズの大きさとイメージセンサーサイズ

②ボケ感が変わる

センサーサイズによってボケ感が変わります。

センサーサイズが小さいスマホやコンデジだと、あまりボケ感を感じませんよね?

センサーサイズが大きい一眼レフや中判カメラで撮影すると、背景がボケやすくなります。

35mmフルサイズとAPS-Cの名前の由来

「35mmフルサイズ」や「APS-C」ってよく考えたら変わった名前ですよね。

これはフィルム時代から引き継がれている名前です。

 

▼35mmフィルムとAPSフィルム

フイルムの種類 35ミリフルサイズAPS-C

 

左が35mmフィルムで、右がAPSフィルムです。

昔フィルムカメラが全盛期の時をご存知の方ならば見たことがあるのではないでしょうか?

35ミリフィルムはカメラの代表的な規格

35ミリフィルムは、写真でも映画でも使用された代表的な規格サイズです。

一般家庭にも普及したメジャーなフィルムの規格です。

APSフィルムは進化版のフィルム規格

APSは、アドバンスドフォトシステム(Advanced Photo System)の頭文字から取っています。名前からして新しい写真システムという感じがありますね。

 

35ミリフィルムよりもやや小さいサイズで、カートリッジからフィルムが出ていないタイプの新しい企画のフィルムです。

1996年に富士フイルムやコダック・キヤノン・ミノルタ・ニコンによって共同開発され、以下のような特徴がありました。

  • フィルムに触れないためフィルム装填の時の失敗がない
  • 二重露光などの失敗がない
  • 途中でフィルムの交換ができる
  • カメラが小型化できる

 

35ミリフィルムは装填や撮影で失敗することがあったため、それらが起き無いように開発されたフィルムです。いわゆる、プロ向けというよりは一般消費者をターゲットに開発された企画です。

 

しかし、すぐにデジタルカメラの時代がやってきましたので、短い活躍でした。

フィルム時代の規格サイズからイメージセンサーの名称に

これらのフィルムと同等サイズのイメージセンサーということで、このような名前がついているのですね。

まとめ

センサーサイズによって写真も変わりますし、選ぶレンズも変わります。

カメラ購入の際はよく確認してから選ぶように注意しましょう。

オンライン動画講座で詳細を解説

ビジかんアカデミアのカメラ講座にて「なぜイメージセンサーの大きさが大切なのか?」ついて詳しく解説していますのでよろしければご受講ください。

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