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デジタルカメラの中には「イメージセンサー」と呼ばれるレンズから入った光をデジタル画像に変換するセンサー(半導体)があります。
昔でいうと「フィルム」にあたるものです。
イメージセンサーのサイズは様々な規格があり、カメラ機種によっても搭載されているイメージセンサーのサイズが異なります。
実は、イメージセンサーのサイズによって写真に差が出てくるため、サイズの違いを知ることは撮影する上で必要な知識と言えるでしょう。
今回はイメージセンサーの大きさの種類や違いについて解説します。
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イメージセンサーは日本語で「撮像素子」といいます。
光を電気信号に変える半導体です。電気信号がデジタル画像になってファイルとしてSDカードなどのメディアに記録・保存され、写真が見れるようになります。
昔はこの部分がフィルムでした。フィルムに光が当たり感光することによって写真になります。
– CANON WEBサイトより
フィルムによっても写真の雰囲気が変わったように、イメージセンサーもカメラメーカーによって異なりますので、厳密にいうと写真の雰囲気が異なります。
写真が写る仕組みの記事でも説明しましたが、カメラの仕組みは以下のイラストのようになっています。
上のイラストは、写真を撮ろうとしてファインダーを覗いている時のイラストです。
カメラは、大きく「レンズ」と「ボディ(本体)」に分かれます。レンズは取り外し交換ができますよね。
この組み合わせによってカメラはできており、写真が写るようになっています。
カメラボディ(本体)の中には、「イメージセンサー」「シャッター幕」「ミラー」「ペンタプリズム」「ファインダー」が入っています。
それぞれ以下の役割があります。
イメージセンサーは、本体の中の後ろ側にあり、レンズから入った光を取り入れれる位置にあります。
イメージセンサーには様々なサイズの規格があります。
カメラのスペックにも記述があると思いますのでよく確認してみてください。
▼イメージセンサーのサイズ一例
上記のようにセンサーサイズの規格はたくさんありますが、覚えておきたい規格は以下の2つです。
デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラは、「35mmフルサイズ」「APS-C」が多く搭載されており、コンパクトデジカメやスマホはかなり小さいサイズのイメージセンサーが入っています。
イメージセンサーのサイズによって主に以下の2点が変わります。
イメージセンサーのサイズが変わると、画角の広さが変わります。
センサーサイズが小さいと、望遠のようにアップに写ります。
サイズが小さいと大きいサイズに比べて写真が切り取られているようになるため、アップに写ります。
アップ具合はセンサーサイズのサイズ比と比例します。
センサーサイズによってボケ感が変わります。
センサーサイズが小さいスマホやコンデジだと、あまりボケ感を感じませんよね?
センサーサイズが大きい一眼レフや中判カメラで撮影すると、背景がボケやすくなります。
「35mmフルサイズ」や「APS-C」ってよく考えたら変わった名前ですよね。
これはフィルム時代から引き継がれている名前です。
▼35mmフィルムとAPSフィルム
左が35mmフィルムで、右がAPSフィルムです。
昔フィルムカメラが全盛期の時をご存知の方ならば見たことがあるのではないでしょうか?
35ミリフィルムは、写真でも映画でも使用された代表的な規格サイズです。
一般家庭にも普及したメジャーなフィルムの規格です。
APSは、アドバンスドフォトシステム(Advanced Photo System)の頭文字から取っています。名前からして新しい写真システムという感じがありますね。
35ミリフィルムよりもやや小さいサイズで、カートリッジからフィルムが出ていないタイプの新しい企画のフィルムです。
1996年に富士フイルムやコダック・キヤノン・ミノルタ・ニコンによって共同開発され、以下のような特徴がありました。
35ミリフィルムは装填や撮影で失敗することがあったため、それらが起き無いように開発されたフィルムです。いわゆる、プロ向けというよりは一般消費者をターゲットに開発された企画です。
しかし、すぐにデジタルカメラの時代がやってきましたので、短い活躍でした。
これらのフィルムと同等サイズのイメージセンサーということで、このような名前がついているのですね。
センサーサイズによって写真も変わりますし、選ぶレンズも変わります。
カメラ購入の際はよく確認してから選ぶように注意しましょう。
ビジかんアカデミアの「写真撮影スキルアップ研修」でも「イメージセンサーの大きさによる写真の違い」について詳しく解説していますのでよろしければご受講ください。
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