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SNSやブログなどのコンテンツマーケティングやEC運営など、ビジネスのシーンでも写真や動画を活用することが多くなってきました。
今回は、ビジネスにおける写真・動画を使用するシーンとその役割、そして役割ごとに撮影で気をつけることついて解説します。
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Contents
写真や動画は昔からビジネスで活用されていますが、時代ごとに掲載する媒体やその目的が変わっていきました。
これはインターネットの登場やスマホの登場など、技術的な発展が大きく関わっていると思われます。
<〜2000年頃>
インターネットが登場する少し前までは、紙などのアナログ媒体が一般的でした。
写真であれば、雑誌・カタログ・チラシ・ポスター・新聞広告・電車の中吊り広告などです。
動画はTVCMくらいでしたね。
<2000〜2010年頃>
インターネットが一般的に使用されるようになった2000年頃より写真の使用媒体は変わり、自社のWebサイトやブログ・ECサイト・ネット広告・比較サイトなどで使用されるようになりました。
この10年間でインターネット回線スピードやPCなどの端末スペックは向上しましたが、主には広告での使用は写真がほとんどでした。
<2010年頃〜>
スマホが一般的に普及していき、回線スピードも3GからLTE、4G、5Gと進化し、大容量のデータ処理がネット上でも可能になっていきます。
それに伴いビジネスにおける写真や動画の活用方法も大きく変わりました。
媒体としては主にインスタグラムやTwitter、FacebookなどのSNSが大きく増加しました。動画に関してはYouTubeをはじめ、インスタグラムのリール動画やTiktokなどの動画系SNSも増え、写真だけではなく動画も「直接発信する」というオウンドメディアでのプロモーションが増えていきます。
また、電車内も中吊り広告からデジタルサイネージになり、駅構内や店頭でもデジタルサイネージが使用されるようになりました。これまでのポスターでは静止画のみでしたが、写真をスライドショー的に使用したり動画で見せたりとデジタル媒体でのさまざまな広告発信に写真や動画が使用されるようになりました。
写真や動画をビジネスで使用する「目的」も変化していきます。
<〜2000年頃>
2000年頃までのアナログ中心の時代では、写真や動画は「商品紹介」「ブランディング」「プロモーション」といったものがほとんどでした。その他は雑誌やインタビューなどでしょうか。
<2000〜2010年頃>
インターネットが発展し、媒体も変化してくると、ネットで売買が完結するECサイトでの活用も増加していきます。EC上で購入してもらうための情報を写真で掲載したり、事例などで信用を得ることがオウンドメディア上でできるようになりました。
<2010年頃〜>
そしてスマホが一般的に広まり、SNSが浸透すると、ファンのコミュニティーや口コミなどが一般の方から投稿されることも増加していきます。いわゆるインフルエンサーと呼ばれるSNS上でフォロワーが多い方に紹介してもらうという形式も登場します。YouTubeなどでもそうですが、「How to系」など商品の使用方法を映像を通して一般の方が発信するという形式が増えます。
また、就職活動や転職活動もネット中心になってきたため、採用のためのイメージ写真や社員写真、採用活動のための動画発信などに活用されるようになります。
オンライン講座なども増え、教育系コンテンツでも写真や動画を活用されるシーンが増えました。
前述の通り、現在のビジネスにおける写真や動画の役割は多岐に渡るようになってきました。
その役割に応じて、撮影の方法や気をつけることも変わります。
役割として主に「ブランディング」「商品紹介」「How to」「採用」などがありますが、それぞれについて、写真や動画で伝えることも異なってきます。
ブランディングのためにイメージ写真やイメージ動画を発信していらっしゃる企業さんも多いと思います。TVCMなどは多いですよね。
ブランディングは、顧客から抱いてもらうイメージがとても大切です。顧客から「素敵だな」「綺麗だな」「面白いな」など、少し抽象的なイメージになりますが、その印象が購買意欲や購買決定につながりますので、そのイメージを抱いてもらうためのブランディング用の写真・動画はビジネスにおいてとても大切な位置付けです。
ブランディングにおいては商品をしっかり見せるというよりは、世界観を伝えることが多いです。企業ブランディングか商品ブランディングかにもよりますが、「どのようなイメージを抱いて欲しいのか?」を明確にして、それを表現するための撮影を心がけましょう。
商品紹介やECなどのための写真や動画は、①のブランディングとは異なり、商品の「色・形・機能を正しく伝える」ことが必要になってきます。
ECサイトで購入して届いたものが、写真と色や形が異なったらクレームや返品につながることもあります。
撮影においてもレタッチや編集においても、色・形・機能を正しく伝えるためのテクニックが必要になります。
How toは「やり方を正しく伝える」ことが重要です。
工程などを意識して、カット割や編集の仕方などのストーリー性も重要ですし、よく分かるようにアングルや構図も大切です。
細かな作業をしているのに引きの画角ばかりでは伝わりませんよね。かといってアップばかりでは「どの部分のこと?」とわかりにくくなることもあります。
「分からない人でも分かるように」を心がけて撮影していく必要があります。
採用のための動画は、商品を売るための動画とはまた異なります。
「そこで働きたい!」と思っていただけるような内容が必要です。自社で働きたいと思ってもらえることは何だろう?を分解してコンテンツのネタを考えていくことが大切です。例えば働きがいや働きやすさなどを、実際に働いている従業員さんにインタビューして語ってもらうなどの工夫もよく見られますよね。
写真や動画をビジネスで活用するには、経営戦略やマーケティング戦略の視点が欠かせません。
例えば闇雲にプロのカメラマンに外注する、広報担当が写真を撮る、というのではなく、どんな役割のために撮影するのか?という視点が必要です。
戦略思考も身につけて、狙いのある効果的な発信を心がけるようにしましょう。
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